2018年8月5日 北部遠征師団長
八月四日と五日に窪田空穂生家将棋教室が行われました。
例年にない酷暑だったので参加数が心配でしたが、二日とも十六名程が集まり、盛況のうちに開催出来て安心しました。
大袈裟ではありますが、将棋の楽しさには、天変地異も吹き飛ばす力があるということでしょうか。
今回は二日目の様子を少しだけレポートしたいと思います。
さて、この日も朝から三十℃を越えていたのですが、窪田空穂生家はいつもと変わらず静かなたたずまいで、涼しさすら感じられるほどでした。
赤木支部長も暑さに負けないように将棋を楽しんで欲しいと挨拶されていました。
こんな暑い日にわざわざ将棋を習いに来てくれた子供達はやはり熱心で、棋力も高く黙々と指してくれました。
きっと将棋と関係ないことをベラベラ喋っていたのは、僕だけだったんじゃないでしょうか。
丸山さんもその熱心さに打たれたのか、非常に細かい所まで指摘していらっしゃいました。
伸びると思った子には教える方も熱が入るものですが、今回のように皆が優等生だとこちらも大変です。
子供達の熱意がこちらに伝わり、またその熱意を指導で返していく。
そんな素晴らしいやり取りが見られて、それだけでこの教室に大きな意義があったと感じられました。
二時間はあっという間ですが、時に館長のようにリラックスして長く集中を保つことも大切です。
館の皆さまには準備や進行など色々と担っていただきました。
将棋は手軽なゲームではありますが、こうして場所と時間を提供してくださる存在が大切です。
今回はそうした有り難さも実感できました。
(こうしてレポートのネタにもご協力いただいてありがとうございますm(_ _)m)
あっという間と書きましたが、終わってしまうと教えきれなかった点なども多く、後になって後悔してしまいます。
ですが、この日は終わってからも質問しに来てくれた子がいました。
そして、皆、率先して片付けを手伝ってくれる子供達ばかりでした。
将棋に対する向上心に触れただけでなく、人を助ける気持ち、場所を大切にする気持ちにも触れることが出来て、感動のうちに二日間を終わることが出来ました。
ご参加下さいました皆様、館の皆様、素晴らしい二日間を本当にありがとうございました。
次回は十一月の半ばに開催されると思います。
またその頃の生家も趣がありますので、ぜひ沢山の方にご参加いただけますよう、よろしくお願いいたします。
黒岩さんは末の娘さんと一緒に講師をしてくれました。
末は女流棋士ですかねぇ?(笑)
講師陣も二日間お疲れ様でした。