2018年7月15日 アマ名人戦長野県大会

レポート:はしふ

 

 

今回の名人戦県大会は元全国名人、元県名人が数名、中学生2人、

高校生1人の若手や、あまり大会に参加されない隠れた強豪の方、

そして昔活躍されたベテランの方とバラエティーに富んだ代表者がならび

とても面白い戦いが見られました。

 

 

 


 

開会式

 

信濃毎日新聞社事業部 福沢様のご挨拶

 

 

長野県支部連合会 湯浅会長のご挨拶

 

 

1回戦

 

●井原千洋(松本市)* ○丸野崇志(長野市)

 

中学1年の井原君と丸野さん

丸野さんは奥村さんと年齢が近く、学生時代活躍していました。

 

 

 

 

1回戦

 

○井上徹也(御代田)* ●山中達也(松本市)

 

井上さんは久しぶりに将棋大会に戻ってきました。実戦はあまり指していないようですが全国優勝したのですから優勝候補ナンバー1でしょう。

山中さんは中信のホープです。この戦いは大熱戦でした。

相居飛車の今流行りの形で始まり、山中さんの攻めが決まったように見えましたが、井上さんのしぶとい受けから入玉含みの攻防が見応えがありました。

 

 

1回戦

 

●佐藤清文(佐久市)* ○佐藤歩(高森町)

 

佐藤清文さんは東信代表の常連でその実力は安定しています。

佐藤歩さんは元県名人でその実力は高く評価されています。

居飛車党の二人はこれも最近指されている形です。清文さんが優勢に進め、

最後まで勝ちがあったようですが、歩さんの粘りで逆転したようです。

 

1回戦

 

●小林勇司(松本市)* 〇鈴木翼(長野市)

 

小林さんはシニア代表でよく中信代表になられますが、名人戦の地区代表は

立派です。鈴木君は高校2年です。高校タイトルを持ちその実力は高く評価されています。

 

 

1回戦

 

●川口博司(上田市)* 〇北原孝浩(伊那市)

 

川口さんは元県名人。しばらく大会に参加しませんが今回は見事に代表になられました。北原さんはいくつもタイトルを獲っている強豪です。

 

 

1回戦

 

〇太田啓介(南箕輪)* ●木谷健太郎(長野市)

 

太田君が大学を卒業して戻ってきてから長野県の大会が面白くなってきました。

優勝候補です。

木谷さんはあまり知られていませんが大学で将棋部だったそうなのでかなり強いと思います。

 

 

1回戦

 

●大畠一洋(松本市)* 〇奥村龍馬(上田市)

 

大畠さんは昔よく将棋の大会で名前が出ていました。ベテラン健在と言ったところです。奥村さんは言わずと知れた優勝候補です。

 

 

 

 

1回戦

 

●北野敬寛(長野市)* 中畑太翔(伊那市)

 

北野さんはあまり大会には出ませんがその実力には定評があります。

 

中学3年の中畑君が挑みます。終盤、中畑玉に詰みがあり北野さんが詰ませに行き駒を他の所に置き間違え反則負けとのことでした。

 


 

2回戦

 

〇井上 * ●中畑

 

 

2回戦

 

〇佐藤 歩 * ●丸野

 

 

2回戦

 

●太田 * 〇奥村

 

この二人の対戦はいつも熱戦で面白い。

 

 

2回戦

 

〇北原 * ●鈴木

 

これも好取組。鈴木君がどこまで食い込めるかと見ていると形勢有利になったようです。

終盤どこかで間違えたのでしょうか。

 


準決勝

 

〇奥村 * ●北原

これも好取組。終盤北原さん勝勢でどう決めるのかと見ていましたが

奥村さんの怪しい手に惑わされたのか入玉されてしまいました。

これは悔いの残る負け方で北原さん残念でした。

 

 

準決勝

 

 

 

〇佐藤 歩 * ●井上

 

これは初手合いでしょうか。

 

井上さんは居飛車党になったのか聞き忘れました。

相居飛車の戦いで佐藤さんが主導権を握り上手く攻めをつなぎ寄せ切りました。

 


 

決勝

 

●奥村 * 佐藤 歩

 

奥村さんの中飛車に佐藤さんは引き角戦法。5筋の攻防で佐藤さん有利になり、

その後奥村さんの反撃に冷静に対処して上手くまとめました。

佐藤さんの完勝譜と言ってもいいでしょう。

 

佐藤さんおめでとうございます。全国大会頑張って下さい。